水風呂を攻略
Capture Coldbath
皆が苦手な水風呂への対策。
水風呂って罰ゲーム?
毎日入る温かいお風呂と違って、わざわざ入ることがないのが水風呂です。また近年のTV番組の影響から「(冷たい)水風呂は罰ゲーム」というイメージで捉えている方もいます。また実際に「ととのい」の流れの中で一番のハードルがあるのも水風呂です。
しかし当然ですが水風呂とは気持ち良く入れるものであり、慣れてくると「水風呂に入るためにサウナに行く」ようにまでなります。ここでは最初のハードルを超えるための具体的な対策を解説します。
水風呂ポイント
- 水風呂に入ったことがない人なら「全員が苦手だった」と言っても過言ではありません。
- それでも身体がしっかり温まっていれば、徐々に入れるようになります。
- 交互浴をすることで徐々に入れるようになります。
- 無理をして入るのでなく、また逆に「入れない」と決めつけるのでなく、身体を温めて少しずつチャレンジしましょう。
水風呂克服の実践編
部分的に慣れさせる
最初から肩まで浸かろうとせずに、まずは足の交互浴から始めてください。足先の交互浴から始めて、慣れればふくらはぎ、次に太ももまで…。と範囲を広げていきましょう。まず足首までを水風呂に入れて、上がってサウナへ。次にふくらはぎまでを水風呂に入れてサウナへ…。という風にローテーションを進めます。血管の収縮と弛緩効果により、血流が良くなり、じんわりと足が温まります。じっくりと部分的に慣れてきたら、徐々に部位を全身に広げて行くローテーションを行います。これは特に女性にオススメです。
熱風呂での交互浴
サウナを使わずに「熱風呂」を利用してみます。慣れない方は熱風呂にも水風呂に入りにくいのですが、部分的になれる場合と同様に「最初は足首だけ」を水風呂に入れてみます。その次の熱風呂の後の水風呂では「ふくらはぎまで」入れてみます。時間は水風呂に10秒位(嫌な冷たさを感じない程度)でOKです。そうしていくと熱風呂が先ほどより熱くなく感じ、また次の水風呂は先ほどより冷たくなく感じます。どっちにも「もっと入れるかも」という感覚になります。このようにして徐々に部位を広げ、肩まで浸かるようにします。
家での水シャワー
こちらも女性にオススメです。また家のシャワーを使うので少し寒い時期が良いでしょう。お風呂を熱々にして身体を温めた後に「足だけの交互浴」をしてみましょう。寝る前だと特に効果的で「足がポカポカする」など冷え性の改善やむくみ解消を実感しやすいと思います。「冷たい水を浴びて、思わず声が出ること」も恥ずかしくありません。またこの方法はどうしても温浴施設にいけない時のむくみ解消にもオススメです。
水風呂の中でじっとする
「水の中の氷をクルクル回すと、何もしないより早く溶ける」という現象が人間にも起こります。氷を回さないことで、常温の水と氷の間に冷たい水の層ができ、氷の温度は変化しにくくなり、結果として溶けるのが遅くなります。 水風呂での「温かい身体と水風呂の水の間に層ができる」こと、これを「温度の羽衣」と呼びます。この状態を心地よいと感じる人は多く、普段より水風呂に長く入ることができ、ととのいの近道となることがあります。 但しつい長時間の入浴になりがちなので、くれぐれも長居は禁物です。
その他のポイントまとめ
- 寒いと感じそうなら「手をあげて入る」「肩を出す」などの「部位を外に出す」ことで寒さを感じにくいです。
- 水風呂の中で深呼吸をすると「肺から冷えていくような感覚」になるので、息を吐きながら水風呂に入り、浴槽の中で深い呼吸をしないようにします。
- 直ぐに水風呂に入らず、お風呂⇄外気浴を数度繰返し、身体が完全に温まってから水風呂に入りましょう。(心臓の弱い方、高齢の方などにオススメです)
- 水風呂に入った時には「意識的に水に意識を向ける」ようにしましょう。
次は、必要性が分からない?という外気浴についてのご案内です。
外気浴を攻略